保険料と保険金の関係とは

公開日:2020年4月12日

保険料と保険金は間違った使われ方をすることがよくあります。

保険料と保険料は保険を選ぶ上で最低限理解しておかなければならない用語のひとつです。

ここでは、保険料と保険金の違いとそれらの関係についてご説明します。
保険を選ぶ際にはしっかり確認してください。

保険料と保険金とは

保険料とは

保険料とは、保険契約者つまりみなさんが保険会社へ支払うお金のことです。

支払いは毎月保険料を支払う「月払い」、6か月ごとに支払う「半年払い」、1年ごとに支払う「年払い」があります。

保険料はまとめて支払う方が総支払保険料は安くなります。
つまり、月払いより半年払い、半年払いより年払いの方が支払う保険料は安くなるのです。

なお、共済の場合は、「掛金」といいます。

保険金とは

保険金とは、保険会社からもらえるお金のことです。

みなさんが払い込んだ保険料をもとに、保険契約の内容のとおり、亡くなったり病気になったときなどに支払われるものが保険金です。

死亡したときに支払われる「死亡保険金」、養老保険などのように保険期間の満了時に支払われる「満期保険金」などがあります。


なお、医療保険の場合は、「保険金」ではなく「給付金」などと呼ばれ、共済の場合は「共済金」と呼ばれますが、保険金と同じものです。

払うお金が「保険料
もらうお金が「保険金

保険期間とは

先ほど保険期間という言葉が出てきましたが、これは保険契約を行っている期間、つまり、その期間中に保険を支払う事由(保険事故といいます)が発生した場合に保険金を受け取ることができる期間のことをいいます。

保険料、保険金、保険期間の関係

この保険料は保険金と保険期間によって変わってきます

たとえば、死亡時に500万円支払われる保険と、1,000万円支払われる保険があった場合、1,000万円支払われる保険の方が保険料が高く、通常倍くらいの違いがあります。

また、保険期間について見ると、たとえば10年以内に亡くなった場合(保険期間10年)に1,000万円を受け取れる保険と、20年以内に亡くなった場合(保険期間20年)に1,000万円受け取れる保険の場合、同じ保険金の金額でも契約時の年齢が同じならば保険期間が長いほうが保険料は高くなります

生命保険や医療保険などでは年齢が高くなるほど保険料は高くなるのですが、それに加えて保険金の額が多くなるほど、また保険期間が長くなるほど保険料は高くなります。

もしものときにどれくらい保険金を受け取りたいのか、どのくらいの期間保障して欲しいのかによって保険料が決まることになります。

男女でも保険料に違いがある

さらに、保険料が決まる要素として男女による違いもあります。

保険料はこれまで見てきた保険金の額や保険期間だけでなく、死亡率などの統計情報も影響してきます。

生命保険料は女性の方が安い

一般に、女性は男性に比べて平均寿命が長く、死亡する確率が低いため保険料は男性より割安となっています。

ですが逆に、医療保険について見てみると、女性の方が長生きをする可能性が高いので医療にかかる費用が増えるため、女性の方が保険料が割高になっていることが多いです。