なんとなく保険に入ってはダメな理由とは?

公開日:2020年5月23日

現在の日本では80%以上の世帯が何らかの生命保険に加入している状況にあります。
貯蓄はあまりないけれども、多額の生命保険に加入しており、毎月高い保険料を支払っているという人も多いのではないでしょうか。

たくさんの保険に加入しているから安心だと思って必要以上に保険に加入している人も実際には多いのでなないでしょうか。
必要以上とはつまり、保障内容が過剰で払う必要のない保険料を毎月支払い続けている可能性もあるということです。

貯蓄ができない原因は過剰な保険

貯蓄ができないのは不要な保険に入りすぎていることが原因となっているケースがとても多いように思います。

「とにかく保険に入っておけば安心」と言われて保険に入ったはいいものの、その安心を得るために支払っている保険料が合計でいくらになるのかを考えたことがありますか

一世帯あたりの年間の支払い保険料は平均で38万5千円(公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」)となっているので、仮に毎月3万円の保険料を支払っていた場合、年間では36万円、30年間払い続けると1,000万円を超える計算になります。

これが保険は住宅の次に高価な買い物と言われている理由です。

高額な保険料を払い続けていて貯蓄ができないなら、その保険は過剰であるといえます。
保険は支払条件が整わないと支払いを受けることができないので、いざ資金が必要になったときに支払いができないという事態も起こりえます。

必要以上の保険に入り、高額な保険料を支払い続けることは貯蓄ができないばかりか「保険貧乏」になってしまう可能性もあるのです。

保険を見直せば貯蓄ができる

無駄な生命保険料を支払わないことで貯蓄する余裕も生まれ、そうすることで日々のリスクの多くには対応することができます。
そうして保険料の支払いを抑えることでさらに貯蓄も増やすことができます

支払う保険料を毎月2万円減らせば少なくとも毎月2万円は貯蓄ができるようになります。
毎月貯蓄ができているならば万が一病気やケガで入院した場合にも医療保険に入っていなくても公的保険を使うことで十分にまかなうことができるのですから。

保険は入る時期も重要

保険には入ったほうがよい保険と入らなくてもよい保険があります。
また、時期についても入るべき時期と入るべきではない時期もあるのです。

生命保険というものはすべての人においてぴったり合うというものはありません。
ひとりひとり必要な保障額も違えば必要になる時期も違うのです。
深く考えずになんとなく保険に入ってはいけないという一番の理由はここにあります。

「保険会社の営業員に勧められたから」は正しいか?

たとえ保険会社の人に勧められたとしても、それが本当に自分にとって必要なのかは必ず考える必要があります
何も考えずに勧められるままに保険に加入したために、実際必要がなかった保険であったり、もしもの時に全く使い物にならなかったということが起こる可能性もあります。

どんな保険に入るべきかの正しい知識がないために勧められるまま保険に加入したり、必要最低限の保険を選ぶ知識がないとこのような状態になってしまう可能性があります
もし、現に過剰な保険に加入してしまっているのであれば保険を見直すこともできます。

なんとなく勧められるままに保険に加入するのではなく、あなたの側から保険会社を上手に利用するという感覚を持ち続けることが大切です。
生命保険で備えるべきは「不測の事態」に限ることです。

さいごに

以上のことから、なんとなく保険を選び、なんとなく保険に入ってはいけないということに気がついていただきたいと思います。

このサイトでの保険に関する考え方は必要以上の保険には入らないということです。
適切な保険を選ぶことができるように情報を提供していきたいと思います。