家計簿をつけようと決意するけれど、なかなか続けることができない。
そういう方も多いのではないでしょうか。
家計簿が続かないのは完璧を求めたり、家計簿をつける目的がはっきりしていないなどの理由があります。
ここでは、家計簿をつけようと決意したけれど、続けられない人に見られる共通点と家計簿を続けるコツをご紹介します。
家計簿が続かない人の特徴と続けるためのコツ
目的もなく始めてしまう
家計簿が続かない一つ目の理由は、家計簿をつける目的をはっきと理解していないことです。
何にいくら使ったのかを単に記録するためだけではなく、家計簿をつける究極の目的とは、家計の流れを把握することにあります。
つまり、毎月何にいくら使って、いくら出て行ったのか、そしてその結果いくら貯金をすることができたのかを把握するために家計簿をつけるのです。
家計簿をつけることで、無駄な出費に気づくことができ、そこから節約をしたり、貯金を増やすなどの行動を取ることができるようになるのです。
ではどうするか?
まずは家計の流れを把握するという目的は常に意識しておくことです。
そうしておくと家計簿を続けるモチベーションとなります。
完璧を求めすぎる
家計簿が続かない二つ目の理由は、すべて一円単位で記録しないと気がすまないと完璧を求めてしまうことです。
たしかに、家計を把握するためには一円単位で記録しておいたほうが間違いはありませんが、一般の家庭ではそこまで厳密にする必要はありません。
そもそも、支払い方法が多様化している現代では、普通に生活をしていたら手持ちの現金と銀行口座の残高を完全に一致させることは困難で、さらに資産運用をしている場合、完璧に把握することはほぼ不可能ですし、そんな必要もありません。
ではどうするか?
家計簿を記入するときは、端数は切り捨てて、10円単位や場合によっては100円単位で記録するようにします。
家計簿の目的は家計の流れを把握するためにつけるものでしたよね。
これによって数百円の誤差はでますが、家計を把握するにはそれほど問題にはなりません。
さらに、項目も細かく分けすぎると分類すること自体が面倒になりますので、細かく分けすぎないことも長続きのポイントです。
まとめてつけている
家計簿は、「毎日夜にまとめてつける」とか「週末にまとめてつける」ものだと思っている方も多いと思いますが、ここが家計簿が続かない原因にもなってしまいます。
家計簿をまとめてつけるとどうなるのか。
時間がかかるのです。
それに、毎日夜にその日一日何にお金を使ったのか、まず思い出すところからはじめなければなりません。
意識せずに自動販売機などでお金を使っていたら思い出せないことも多くなります。
そしてだんだんといい加減になってしまい、そのうち面倒くさくなって家計簿をつけることをやめてしまうのです。
週末にまとめてつけるとなるとなおさらです。
ではどうするか?
であれば、「お金を使ったその場でつける」もしくは「お金を使った数時間以内につける」ということを習慣にしてしまうとよいでしょう。
家計簿をつけるタイミングとしておすすめなのは、
- 職場についたらすぐ
- ランチを注文した後の待ち時間や食事をしながら
- 休憩時間やトイレに行ったとき
- 帰りの電車の中
などです。
そして、銀行引き落としや払込分は毎月決まった日に通帳などをチェックし、記録するようにすれば記入忘れを防ぐことができます。
スマートフォンのアプリであればいつでもすぐに家計簿をつけることができますし、紙の家計簿をつけているならスマートフォンのメモなどに記録しておき、帰宅したらすぐに書き写すようにすれば時間もかかりません。
小刻みに記録していくことで、記入漏れを防いだり思い出す手間も省け、まとめて記録する負担も減ります。
これは習慣化すればあまり手間も感じなくなります。
さいごに
家計簿をつけるのは家計を把握するうえで大切なことです。
お金を使ったらすべて記録しますが、細かいことにこだわりすぎずに、1ヶ月のお金の流れがわかればそれで十分なのです。
気楽に続けてみることが家計簿を長続きさせる最大のコツだと言えます。