見逃してはいけない、生命保険を見直すタイミングは大きく分けて3つ!

生命保険は加入したらそれで終わりではありません。

加入時はどんなに自分にぴったりだと思った生命保険でも、加入から時間が経つにつれて、ほとんどの人にとってその保障内容は最適であるとは言い切れなくなってきます。
保障が過剰で高い保険料を払い続けていたり、保障が足りなく、もしもの時にあまり役に立たなくなっているということもあります。

生命保険は見直しが必要です。
時の経過や生活スタイルによって必要になる保障は変化するのです

今回は、現在加入している生命保険を見直すべきタイミングはいつなのかについてご説明します

ここでは、一部医療保険についてもご紹介しますので、適切な保障が確保できているのかも合わせて確認してみてください。

生命保険を見直すタイミングは新しいライフステージに入ったとき

それでは、生命保険を見直すべきタイミングについてですが、基本は結婚や出産、就職や住宅購入など人生の「新しいライフステージに入ったとき」または「生活環境が変わったとき」ということになります。

以下詳しくみていきます。

その1 家族構成が変わったとき

生命保険を見直すタイミングといえば、まずは家族構成が変わったときです。
家族構成が変わるとは、子供が生まれたり、結婚して夫婦になるときなどのことです。

そもそも生命保険に加入する最大の目的とは、家族の大黒柱(被保険者)に万が一のことがあったときに遺された家族の経済的リスクに備えることです。
一家の大黒柱である被保険者にもしものことがあり、収入がなくなってしまったら遺された家族が生活をしていくのも大変な状況になってしまいます。

そのためには家族構成が変わるたびに保険の見直しを検討するべきなのです。

結婚

結婚したときはまずは、お互い生命保険に加入しているのか?加入しているのならどんな生命保険に加入しているのかを話し合うことをおすすめします。
保障内容や保険金を受け取れる条件を確認し、お互いに認識しておく必要があります。

結婚後も二人とも働き続けるのか、専業主婦になるのか、などによっても必要な保障内容は異なります。
結婚を機にお互いの働き方や生活スタイルなどを話し合い将来のライフプランをしっかりと見つめたうえで、最適な保険を選ぶことが大切です。

また、独身時代に生命保険に加入していた場合、保険金の受取人を配偶者に変更するのも忘れないでください。

妊娠・出産

結婚した後、生命保険を見直すべきは妊娠・出産したときです。

家族が増えると、子供を育てるための生活費や教育費など将来必要となる額は大きく増えます。
そのため、保障額を増やす方向で生命保険を見直すとよいでしょう。

また、出産に備えて、妊娠した後に生命保険や医療保険に加入しようとしても条件がついてしまったり、最悪の場合加入できないこともあるので、出産を考えたときにはあらかじめ保険の加入を考えておくことも大切です。

子供が独立したとき

子供が独立したときも生命保険を見直すタイミングです。
そのタイミングは未子が大学などを卒業したときです。

この時期になると大きな教育費はかからず、夫婦ふたりだけの生活となるのでそこまで大きな備えは必要なくなります。
生命保険の保障額を減らし、保険料の支払いを抑えることができ、老後に備えるためにマネープランを大きく見直すタイミングとなります。

場合によっては生命保険が不要になる場合もありますが、それに加え病気や手術のリスクも増えるため、手厚い保障が受けられる医療保険などにシフトしていくことも必要になります。

その2 住宅を購入したとき

生命保険を見直す二つ目のタイミングは住宅を購入した時です。

住宅を購入するときは住宅ローンを組むことが多いと思います。
そのとき、ほとんどの場合、同時に団体信用生命保険に加入することになります。

団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの返済中に契約者である名義人にもしものことがあった場合、それ以降のローンの返済が免除されるという保険です。
つまり、それ以降住宅購入にかかった費用はゼロになります。

なので、住宅ローンを負担することがなくなるのでその分必要保障額を減らすことができるので、死亡保険金を低くすることで、保険料を抑えることができ、浮いたお金を返済に回したり、貯蓄や投資に回すこともできます。
なお、団体信用生命保険の保険料は毎月の住宅ローンの支払額に含まれているのが一般的です。

月々の返済や保険料の支払いと将来の保障をどのようにバランスを取るかという視点が大切です。

その3 就職・転職したとき

就職や転職で仕事を変えたときも、生命保険を見直すタイミングです。

例えば、大学を卒業して就職したときは親からの保護を離れて自立することになります。
病気になったときは基本的には自分でどうにかしなくてはいけません。
一般的には就職したての若い頃は生命保険は必要ないと言われますが、公的保険ではカバーできない負担に対しての医療保険での備えや、もしものときの親への負担を減らすためにも生命保険に加入する人も多くいます。

また、生命保険は若いうちに加入する方が保険料も安くなりますので、もしもの備えには最適です。

さらに、会社員を辞めて自営業をはじめようとする場合も保険を見直す必要があります。

会社員時代には会社の補助などで手厚く保護されていますが、自営業になるとそれらの保護がなくなります。
仕事ができなくなってしまった場合の所得補償保険など、公的保険ではまかないきれない部分に対して生命保険や医療保険は強い味方になってくれます

さいごに

生命保険を見直すことにより、必要な保障を確保しつつ、保険料を抑えて節約にもなります。

ぜひ、生命保険は入ったら入りっぱなしにしないで、適宜見直しをしていただきたいと思います。