公開日:2020年2月10日
生命保険に入ろうと思ったときに、あなたはどこに相談しますか?
以前は、保険会社の営業職員と面談をして保険を決めて加入するという流れが一般的でしたが、最近ではショッピングモールなどでよく目にする来店型の保険ショップや金融機関の窓口、さらにはインターネットで自分で申し込むこともできます。
では、いったいどこで相談して加入するのがよいのでしょうか?
人によっては営業職員と合わずに自分ですべて選びたいという人もいるでしょう。
ここでは、保険の加入経路についてご紹介します。
目次
保険会社の営業職員から加入する
これは、従来から主流となっている加入方法で、それぞれの保険会社の営業職員が自宅や勤務先に出向き、保険商品の提案から契約まで行ってくれるというものです。
知り合いからの紹介やホームページで保険会社に問い合わせを行うことなどがきっかけとなります。
この場合のメリットはなんといっても、保険の専門知識を持った営業員にいろいろ相談をしながらあなたにぴったりの保険商品を提案してもらえることです。
さらに、契約後も更新手続きや保険金を請求するといった事務手続きも、担当者に連絡をすれば対応してもらえます。いざというときに頼れる人がいるというのは安心感があります。
逆に、デメリットは、その営業職員が所属している保険会社の商品しか加入できないということです。
他社にもっと割安であなたにぴったりの保険があった場合でも紹介してもらえることはありません。
これらは、保険会社の店頭で相談する際も同様です。
もし、いろいろな保険会社の商品と比較したい場合は以下でご紹介するルートをおすすめします。
保険ショップで加入する
保険は保険会社からだけでなく、保険会社から委託を受けて保険商品の提案や契約を行うことができる保険代理店からも加入することができます。
この保険代理店ですが、1つの保険会社の商品のみを扱っているところや、複数の保険会社の商品を扱っている乗合代理店という2種類があります。
さまざまな保険会社の商品の中からおすすめの商品を提案してもらえるという意味でもおすすめは後者の乗合代理店です。
保険代理店も自宅や勤務先に出向いてくれるところや、最近街中でよく見かける来店型の保険ショップに出向いて相談することができます。
メリットは、なんといってもさまざまな会社の保険商品を比較しながら提案してもらえるという点でしょう。
また、死亡保険はA社、医療保険はB社など複数の生命保険会社の商品に加入するときも同じ保険ショップで扱いがあれば一緒に手続きができ、大変便利です。
デメリットとしては、いろいろな保険会社の商品を扱っているため、そのすべての商品に詳しいとは限らないという点です。これは、担当してくれる担当者によるところが大きいですが、ある程度は疑問に思ったところは自分でも確認する必要があるかもしれません。
金融機関の窓口で加入する
銀行や証券会社といった金融機関でも保険に関する相談や加入をすることができます。
金融機関の特徴としては、もしものときに備えるというよりも、資産運用を重視した利回りのよい保険が多いことです。
金融機関で相談するメリットは、保険以外にも債券や投資信託などの金融商品も扱っているため、あなたの資産状況などを考え保険に限らずに保障プランを提案してもらえるという点です。
デメリットは金融機関で保険に加入した場合、例えば、万が一のことがあって保険金を請求したいとなった場合のアフターフォローが充実していないという点です。
その場合は、自分で保険会社に問い合わせをして手続きをする必要があります。
インターネットで自分で加入する
保険はインターネットからも加入することができます。
各保険会社のホームページでは簡単な情報を入力すればおすすめのプランが提示され、見積りも簡単にすることができます。
さらに、わからないことがあれば電話やメールなどで相談できますので、自分でゆっくり考えて保険を選びたいという人に向いています。
メリットはこのようにじっくり自分で保険を選ぶことができるという点です。
また、インターネット専門の保険会社など、保険料が安いものもあり、保険料を抑えたいという人にも向いています。
逆にデメリットは、自分で決めるので保険の知識がある程度ないと自分にぴったりの保険が選べず、いざというときに役に立たない保険に入ってしまう可能性があるということです。
当サイトでも保険の選びかたをご紹介していますので保険のことをしっかりと調べてから申し込むことをおすすめします。
また、自信がなければ、保険に詳しい知人やファイナンシャルプランナーなどの専門家に意見を聞くということもおすすめです。
加入経路を分類すると
ここまでご紹介した加入経路を分類すると、対面か通販に分類できます。
人に会っていろいろ相談しながら保険を検討したい場合は対面を、自分でじっくり考えて、保険料を安く抑えたい人は通販が向いているでしょう。
ただ、対面といっても必ずそれに入らなければいけないということはありませんので、話を聞いたうえでじっくりと考えて保険に加入するとよいでしょう。
加入経路によって入れる保険が異なる場合がある
生命保険は加入する経路によって入れる商品やプランが違う場合があります。
たとえば、保険会社の営業職員による対面販売と、電話やインターネットによる通販の両方を行っている場合、通販の方が加入できる商品が限られていたり、保険金額に制限が設けられていることもあります。
また、保険代理店では扱っておらず、保険会社から直接でないと入れない商品もあるようです。
自分に合った加入方法とは
入りたい保険が決まっているなら直接生命保険会社から
すでに入りたい保険が決まっている場合は、その生命保険会社で加入するのがよいでしょう。
その商品に関して一番詳しい情報を持っているうえ、先にみたメリットにもあるように、専門知識を持った担当者によるサポートを受けられるので、今後更新や請求の手続きが発生した場合も安心です。
入りたい保険が決まっておらず、しっかり相談したいならFPや保険ショップがおすすめ
まだ入りたい保険が決まっていなかったり、保険のことがよくわからないのでしっかり相談してから決めたいという場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家や、多くの保険会社の商品を扱っている保険代理店(乗合代理店)に相談するとよいでしょう。
保険ショップであれば無料で相談できるところがほとんどなので、一度相談に行ってみるとよいでしょう。
もし、担当の方と合わないようであれば別のショップに行ってもなにも問題ありません。
自分で納得いくまで調べて保険に加入したいならまずは情報収集を
自分で納得いくまで調べてから保険に加入したいのならまずは情報サイトや本などで保険について情報収集をしましょう。
そして、気になる保険が見つかったら各保険会社から資料請求をしてみましょう。
情報サイトから保険の申し込みや見積もりを取ることもできるので一度チェックしてみましょう。
そして入りたい保険が決まったらその商品を販売している生命保険会社や保険ショップなどの保険代理店へ相談しましょう。
さいごに
ここでは保険の加入経路についてご紹介しました。
保険に加入することは、もしものときに備えるとても大切なものです。
これらの加入経路の特徴を理解したうえでぜひあなたにとってぴったりの加入経路を探してみてください。