【節約】ハイオク車にレギュラーガソリンを給油してはダメ?NGな理由とは

公開日:2020年3月27日

日常的に自動車によく乗る人は、ガソリン代の負担が大きく、節約ができないかと思っている方も多いのではないでしょうか。

それならばとハイオク車であってもガソリン代節約のためにレギュラーガソリンを入れようと考えたことはないでしょうか?

ハイオクガソリンの場合、レギュラーガソリンより1リットルあたり約10円価格が高いのでフルで給油すると500円ほど費用が多くかかります。
長距離運転を繰り返すとその負担もばかになりません。

ここでは、ハイオク車にレギュラーガソリンを入れてもいいのか?ということについて考えてみます。

結論は?

結論を先に言うと「やめたほうがいい」ということになります。

以下に理由をご説明します。

ハイオクとレギュラーの違いは?

ハイオクガソリンとは、主に高級車やスポーツカーなどの高排気量車によく使用されています。

そのエンジンの性能を発揮できるようにレギュラーガソリンに比べて品質がよくなっています。

詳しく言うと、ハイオク車のエンジンは、燃料と空気が混じりあった混合気を高圧縮の状態で爆発させることにより、高いパワーが得られるように作られています。
そのため、爆発させる前にじゅうぶんに圧縮させる必要があります。

ですが、レギュラーガソリンはじゅうぶんに圧縮する前に爆発してしまうので、エンジンが持っている本来の性能を発揮することができないのです。

パワーはいらないからレギュラーでもいいのでは?

ハイオク車本来のパワーを発揮しなくていいから安いレギュラーガソリンでもいいのではないか?

実はそうではないようです。

ハイオク車にレギュラーガソリンを入れて走行することによって、燃料が異常燃焼を起こし、エンジンの振動が不自然になったり、カタカタと音がするノッキングを起こすようになります。

何度もこれを繰り返しているとエンジンの故障の原因になるだけでなく、エンジン系統のセンサー類にも悪影響が出ることがあります。

間違えて入れてしまったら?

もしも、ハイオク車にレギュラーガソリンを入れてしまった場合、1度くらいなら特に大きな影響が出ることも少ないようです。

なので、次からは間違えないように注意してください。

逆に、レギュラー車にハイオクガソリンを入れるとどうなるか?

今度は逆にレギュラー車にハイオクガソリンを入れてしまった場合はどうなるのか?ですが、エンジンには特に問題はないようです。

ですが、レギュラー車はレギュラーガソリンを入れることによって最適なパフォーマンスを発揮するように設計されていますから、ハイオクガソリンを入れても性能が上がることはなく、逆に燃費が下がってしまうなんてことも起こり得ます。

なので、価格が高いハイオクガソリンを入れる必要性はまったくないでしょう。
大切なお金の無駄遣いになってしまいます。

もちろん軽油もNG

ガソリンスタンドに行くと、ハイオクとレギュラー以外に「軽油」というものがあります。

他の2つと比べても価格が安いため、一度は入れてみようと考えたことがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、この軽油はディーゼルエンジンのための燃料です。
これはまったく仕組みが違うので軽油で走行するとエンジンが完全に停止してしまいます。

初めての自動車が軽自動車の場合、同じ「軽」という文字がついているからと間違えてしまう人もいるようなので、入れ間違いには注意してください。

間違えると大変

間違えて軽油を入れてしまった場合、少量であればガソリンと混ざって影響が少ないこともありますが、軽油の割合が高くなってしまうとエンジンは危険な状態になってしまいます。

一刻も早くJAFなどに連絡をし、ガソリンを抜く必要があります。

さいごに

給油口やガソリンのノズルには色がついていて間違えないようになっています。
給油の際には間違えないように注意してください。

車内の重量を減らしたり、丁寧な運転を心がけたりすることで、ガソリン代を節約することができます

なので、ガソリン代を節約するためにハイオク車にレギュラーガソリンを入れ続けるのはやめた方がよいでしょう。