「下ろしたのにもう財布が軽い」原因は小さな出費の積み重ね

公開日:2020年4月8日

「気が付いたらお財布の中のお金が少なくなっている」

そんな経験は誰にでもあると思います。

特に無駄遣いをした自覚もないのにお金が手元に残っていないというのは危険な状態です。
つまりこれは買ったものを覚えておらず、お財布のヒモが緩みっぱなしになっているということです。

まずはこの自覚していない出費の原因を探ることが必要です。

ここでは、どんな時に無自覚にお金を浪費しているのか、それをチェックするにはどうすればよいのかについて考えてみます。

気が付けばお金がない原因は

記憶に残らない小さな出費

大きな買い物であれば、購入前にきちんと検討をして値段も意識するため、記憶に残っていることが多いと思います。

ですが、日常的に行っている買い物は小さなものが多いのではないでしょうか。
たとえば、毎日朝コンビニによってコーヒーを買い、午後にはおやつ、夜はお酒やおつまみを買う。
一回の買い物では1,000円を出せばお釣りがきます。

また、主婦の方であれば100円ショップに行くことも多いでしょう。
ひとつの商品が100円という気安さからついつい使うかわからないものまでいろいろとカゴに入れてしまうといったことはないでしょうか?

そうです、記憶に残らない出費とは、このような毎日おこなっている小さな買い物です

なので、このような小さな出費は金額が小さいから「無駄遣いをしてしまった」、「いいものを買った」などの感情が起こりにくく、無駄遣いをしたという反省の気持ちが起きにくくなります

小さな買い物でも合計すると結構な額に

さきのコンビニの例でも、たとえば毎日コーヒーに100円、お菓子に200円、お酒とおつまみに500円使っていたとします。
合計すると1,000円に満たないものが、週に5日でも毎月16,000円、1年で192,000円にもなります

これが気が付けばお金がない原因です

このような小さな買い物は食べてなくなったり、結局使わなかったり、あまり役に立たないということが多くなりがちです。

いままで会社帰りにふらっとお店に入ってなんとなく商品を手に取ってレジへ行っていた方は、まずは日々の買い物を見直して、毎日のルーティンとしてお金を使っているのであればそれは本当に必要なものなのか一度見直してみてください

小さな出費をチェックする方法

それでは、この小さな出費をチェックする方法としておすすめなのは「支払い方法を決める」ということです。

毎日なににいくらお金を使っているのかわからないということは、お金を使った履歴をチェックしていないからです。

今日は現金で支払った、昨日はクレジットカード、その前は電子マネーで…。
このように支払い方法がバラバラだと使ったお金をチェックするのはなかなか大変です。

もちろん、毎回家計簿を付けているのならそれを見れば確認できますが、このような小さな出費ほど家計簿をつけるのは大変です。


そこで、日々の買い物は支払い方法を決めてしまうとよいでしょう。
たとえば、現金払いならレシートを必ずもらって決まった場所に保管しておいて後からチェックする癖をつける。
電子マネーならいくらどこで支払ったかという利用履歴を一覧で見ることができるのでそれを定期的にチェックする。

これであれば手間をかけず簡単に小さな出費のチェックもできます。

さいごに

塵も積もれば山となります。
お金が貯まらない、気が付けばお金がなくなっているのはこのような小さな出費の積み重ねによるものです。

このことを少し意識してみるだけでも無駄な買い物をしなくなります。
是非試してみてください。