公開日:2020年3月4日
まもなく新年度を迎えようとしていますが、新生活が始まったり、子どもの進学や進級もあったりと3月から4月にかけて慌ただしくなってきます。
なんの備えもなく4月を迎えてしまうと、予想以上に出費がかさみ、家計のバランスを崩してしまうことにもなりかねません。
そのためには、4月からの新年度にかかる費用はどんなものかをあらかじめ想定して予算として組んでおくことで必要費のみならず突然の出費にも対処することができます。
新生活にかかる費用
新社会人や新入学生
新社会人や大学への入学でひとり暮しを始めるという場合、新年度にかかる費用は増えます。
3月中に引越しを済ませていれば、そこまで大きな費用はかかりませんが、細々とした費用は発生します。
いざひとり暮しを始めると、思っていたように収納ができず、「新しい棚が必要になった」、「スーバーマーケットが遠くて自転車が必要になった」など何かと足りないものや必要なものが出てきます。
また、生活が落ち着いてきた頃に自炊をはじめようと思って調理器具などを購入するとこれまたまとまった費用がかかります。
すでに社会人の人でも
新年度に出費が増えるのはなにも新入社員や新入学生だけではありません。
たとえば歓迎会です。
規模の大きな全国展開をしているような会社の場合、人の入れ替わりということはしょっちゅう起こるので、年度末の送別会や新年度の歓迎会ラッシュがやってきます。
役職が高いほど多くの会に参加を求められますし、部下より多く費用を出すことも多いのではないでしょうか。
さらに怖いのが予想外の突発的な支出です。
特に歓迎会ともなればそのまま二次会へということも多くなると思います。
この費用もばかになりません。
さらに、終電を逃した、乗り過ごしたとなるとタクシー代など急な出費も…。
進学や進級にかかる費用
お子さんの進学や進級する4月は一年のなかでも特に出費が増える時期です。
高校や大学への進学、さらには受験を控えた中学・高校3年生への進級時は特に教育費が大きくなるときです。
毎年4月になると、授業料や設備利用・維持費などまとまったお金が必要となります。
さらに、部活の費用や修学旅行の積立なども始まる場合があります。
また、友達との付き合いや進学や進級を機に携帯電話を持たせることもあると思います。
額としては数十万円から、特に大学に進学した場合では100万円単位が必要になり、学年が上がるにつれて教材費や塾の費用などが上がり、家計のなかで教育費が占める割合は高くなります。
3月には新年度の教育費がいくらになるか通知されてはっきりするので、家計のバランスを考えて新学期に向けて資金を準備する必要があります。
また、ご自身にお子さんがいない場合でも、友人や親戚に新入生がいた場合は、入学祝いを贈るなど春ならではの出費もあります。
新しいことを始めるための費用
新年度を迎えたらなにか新しいことを始めようと思う方も多いと思います。
新年度は新しいことを始めるいいチャンスです。
日頃からやりたいことがあったら是非チャレンジしてみるとよいでしょう。
フィットネスジムや習い事など新年度になると入会金や2ヶ月無料などお得なキャンペーンを実施しているところも多くあります。
それらを活用すればなにかと出費の多い4月でも気軽に始めることができます。
予期せぬ出費に備えて予備費を用意する
4月に向けて家計を見直すに際して、「予備費」を設けておくことはとても重要です。
いくらしっかりと予算を組んで準備していたとしても、予算の範囲で収まるとは限りません。
特にお子さんがいるなら突発的な支出はよくある話です。
なので、あらかじめ予備費を用意しておけばこの突発的な支出にも対応でき、使わなかった場合でも貯蓄に回すことができるなど、気持ちに余裕を持って新年度を過ごすことができます。
さいごに
新年度に向けて家計を見直すチャンスは今です。
早いうちから新年度に向けて家計を見直しておけば、新年度になっても焦ることはなくなります。