普段使っているものが安売りしていると、節約のために「まとめ買い」をすることもあるでしょう。
はじめに、節約とは無駄を減らし、同じものを買うなら安く買う、これが基本でした。
だから、安く手に入るときに「まとめ買い」をすればいいのではないかと考えるのは理由があります。
確かに、安売り時のまとめ買いはどうせ同じものを買うのなら安い時にまとめて買っておいた方が得した気持ちになります。
しかし、安売りしているものをまとめ買いするとお得に感じるが、はたしてそうでしょうか。
物によってはまとめ買いをすると逆に高くついてしまうものもあります。
ここでは、まとめ買いをして良いもの、しないほうが良いものなど、上手にまとめ買いをする方法をご紹介します。
まとめ買いのメリットとは
まとめ買いのメリットは、安く買えるということ以外にもいくつか考えられます。
- 予備があるから安心
- 買い物に行く回数が減る
- 家計簿をつけるのが楽になる
予備があるから安心
家に予備を用意しておけば、いざというときに便利です。
例えばシャンプーの場合、お風呂に入って髪の毛を洗おうと思ってシャワーを浴びたあとにシャンプーが切れていたことに気づいた場合、洗面所に常備しておけばすぐに取にいけます。
ですが、予備がないと一度体を拭いてから外へ買いに行くことになってしまいます。
また、料理中に調味料が切れていた場合、最悪の場合メニューを変更しなくてはならなくなります。
さらに、買いに行くにしても近くにコンビニエンスストアしかない場合、安売りのスーパーよりも高い価格で購入する必要があるかもしれません。
買い物に行く回数が減る
これは、上記とも関連しますが、日用品等に予備があれば、急な買い出しに行かなくてはならない回数が減ります。
特に急な買い出しの場合、安い商品を選ぶことができないばかりか、つい余計なものまで買ってしまうということも起こりかねます。
さらに、普段から余裕を持って日用品を常備しておくことで、余裕が生まれ、安値以外では買わないようになります。
普段から安値を見つけたときに買いだめをしておけば、必要に迫られて高値で購入することも防げます。
このように、非常時に備えてまとめ買いをして常備しておくのは大きなメリットといえます。
家計簿をつけるのが楽
これは、特に細かく家計簿をつけている人に多くあてはまるのですが、よくなくなるトイレットペーパーなどを毎回なくなる度に購入するのと、まとめ買いをするのとでは、家計簿に記録する回数に差が出ます。
その分、レシートの項目も毎回増えますから余計な手間もかかり、家計管理が続けられない原因にもなってしまいます。
まとめ買いをしてもよい判断基準とは
まとめ買いをしてもよい判断基準とは、ずばり、この先も使い続けるもので、腐ったり品質が劣化しにくいものです。
例えば以下のようなものです。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- 食器用洗剤
- 洗濯洗剤
- 石鹸、シャンプー、リンス など
また食品であっても以下のようなものであればまとめ買いに向いています。
- パスタ、そば、うどんなどの乾麺
- 缶詰
- 塩・砂糖
- 蒸留酒 など
まとめ買いには注意点も
いくら安いからといって多くのものをまとめ買いしても場合によっては逆に高くついてしまうこともあります。
例えば調味料。
醤油など毎日使うものは安売りしているとついまとめ買いしたくなりますが、これらの調味料は賞味期限があり、使い切れず残しておくと劣化が進み、結局は捨ててしまうことになります。
さらに飲み物、特にお酒やジュースなどは家に大量に常備してあると、ついつい手が伸びてしまうという経験があると思います。
こういった嗜好品はあればあるだけ普段よりも多く消費してしまう危険があるということに注意しましょう。
安売りで箱買いしてもその分消費してしまっては節約のためにまとめ買いをした意味がなくなってしまいます。
さいごに
さいごに、もう一度まとめ買いしてもよいもの、しないほうが良いものをまとめておきます。
まとめ買いの際は、これらに注意して用途や品物ごとに使い切れる適切な量を冷静に見極めることが大切です。