家計のために共働きをするべき?共働きのメリットとデメリット

公開日:2020年4月7日

かつては夫が外で働き、妻が専業主婦として家庭を守るという家庭が一般的でした。

しかし、時代の流れや働き方に関する考え方などにより、そういった家庭は減少傾向にあり、妻も仕事に出る共働きの家庭が増えています。

それは、夫の給料だけでは生活が厳しくなっているという面もありますが、共働きによって人生のいろいろな場面でのメリットが実感されてきているという面もあります。

ここでは、共働きをすることによるメリットとそれにともなうデメリットについてご紹介します。

共働きのメリット

世帯収入が増える

夫婦のうちの一人が働いている場合、たとえば「今から年収を100万円増やす」とか、「年収を800万円にする」というのはすぐには難しいです。

ですが、共働きなら二人合わせた世帯年収を100万円増やすことや年収で800万円にするということは実現可能性が高くなります。

生涯年収もふたり分となるので、子育てにかかる費用や住宅ローンの返済に充てる費用を捻出でき、さらに、計画的に貯蓄をすることもでき、将来への備えにもなります。

出産や育児にかかる給付金がもらえる

共働きのメリットの二つ目はこの出産や育児にかかる手当を多く受け取ることができるということです。

妻が専業主婦の場合に受給できる出産育児一時金は42万円(産科医療補償制度に加入していない医療機関等で出産した場合は40万4,000円。)のみですが、妻が会社員として働いていればそれに加えて出産手当金や雇用保険の育児休業給付金も給付されます。

出産手当金や育児休業給付金は出産のためや、育児のために会社を休んで給料が支払われなかったり、一定以上支給額が下がった場合に給付されるものです。

これも共働きならではのメリットといえます。

様々なリスクに備えられる

夫婦のどちらか片方だけが働いている場合、もしも病気やケガで働けなくなった場合に、収入が途絶えてしまうことになります。

そのような事態が起きたときに、所得補償保険などである程度備えることはできますが万全ではありません。

夫婦共働きであれば、どちらか片方にもしものことがあってもある程度の収入を確保することができるのでリスクを分散させることができます

給与カットや失業にも備えられる

会社の業績の悪化からボーナスがカットされたり、失業した場合にも、共働きであればリスクを分散することができます。

一時的に収入が減ったり、途絶えてしまうと家庭生活は打撃を受けてしまいます。
夫婦二人で働いていればある程度の収入は確保できるので、その間にやりくりをしたり、雇用条件を無理に下げて焦って再就職先を見つけなくてもよいなどの時間的な余裕が生まれます。

老後への備えが厚くなる

老後の収入源といえば年金ですが、共働きであれば夫婦二人で厚生年金に加入することになるので、妻も働いて保険料を納めてきた場合は専業主婦よりも多くの年金を受け取ることができます
その額は二人あわせて月額で9万円程度、20年で2,000万円以上多く受け取ることができるとされています。

さらに、夫婦共働きであれば、退職金が支給される会社であれば、将来の退職金を二人分受け取ることができるので、老後への備えはさらに充実します。

共働きのデメリット

ここまで共働きによるメリットを見てきましたが、当然デメリットもあります。

家事・育児との両立が難しい

共働きであれば日中ふたりとも働きに出ていることになるので、家事や育児との両立をうまく続けることが難しくなりますJ

料理をする時間がなく、外食やテイクアウトが増えて出費が増えて栄養が偏る、掃除をする時間がなく家が散らかってしまうという家庭も多いのではないでしょうか。

共働きをするなら、夫婦で家事や育児の役割分担をするなどふたりで協力し合う必要があります。

家族で過ごす時間も減る

ふたりとも働くとなるとシフト制の場合など勤務時間が合わなかったり、休日が合わないなど家族で過ごす時間も減ってしまいます。

意識的に家族との時間を作るようにすることが必要です。

妊娠や出産の計画が立てづらい

共働きであれば子どもが欲しいと思ってもすぐにというわけにもいかないことがあります。

お互い仕事が忙しかったり、大きなプロジェクトなどが進んでいると仕事に穴が開けられないということもあります。

以前に比べれば産休や育休は取りやすい状況にはなってきましたが、そうでない会社もまだ多く、マタニティハラスメントを受けてしまうこともあります。
そのような不安から、子どもが欲しくても妊娠を考えるのを先延ばしにしてしまうということも起こりえます。

子どもを保育園に預ける必要がある

共働きで小さな子どもがいる場合、日中は子どもを預かってくれる場所を見つける必要があります

両親など近くに頼れる人がいるなら頼むのも手ですが、そうでない大部分の家庭では子どもを保育園に預けることになります。

しかし、保育園の数にも限界があり、待機児童も問題となっています。

運よく近くに保育園が見つかればいいですが、遠くの保育園までお迎えに行くとなるとさらに負担も増えます。
さらに、保育料も安くはありません。

さいごに

共働きをすることによって現在や将来にわたって金銭的にはゆとりができますが、家族との時間が持てなくなり子どもに寂しい思いをさせてしまう可能性もあります。

夫婦共働きは、妻も働くことにより社会とのつながりを持つことができ、人生の充実度は上がりますが、家事や子育てなどである程度の犠牲も覚悟しなくてはなりません。

どちらがあなたの望む生活に合うのかも含めて検討してみてください。