公開日:2020年2月9日
みなさんが生命保険に加入しようと思った理由はなんでしょうか。
例えば、子供がまだ小さいので万が一に備えて保障が必要、病気やケガで入院しても困らないように備えたい、収入が少ないが必要な保障は確保しておきたい、老後の生活が不安なので将来役に立つ保障がほしい、などさまざまな理由があるかと思います。
しかし、保険の説明を受けて実際に加入するときには、この保険に加入しようと思った理由とはかけ離れたものに加入してしまう人が多いのです。
ここでは、保険に加入する際のチェックポイントをご紹介します。
目次
保険に加入する際のチェックポイント
必要な保障内容をはっきりさせる
最初に挙げたように、みなさんは生命保険に入ろうと思ったきっかけがあったはずです。
残された家族のために生活保障を残したい、老後の生活のために保障がほしい、ケガや病気になったときの医療費の保障など、生命保険に加入する目的を具体的に考えてはっきりさせましょう。
この目的がはっきりしていないと、本当に保障が必要になったときに必要な保障が受けられなかったり、逆に、必要以上の保障をつけると毎月無駄な保険料を支払うことになってしまいます。
まずは、「必要な保障はなんなのか?」をはっきりさせることからはじめましょう。
必要な保障期間と保障額を考える
「必要な保障はなんなのか?」がはっきりしたら、次は「必要な保障期間と保障額」を考えましょう。
必要な保障期間については、子どもが成長するまでなどあなたが何歳になるまで保障が必要なのかを具体的に考えていきます。
さらに、その時、いくらくらいあればその後生活をしていくことができるのかなど、今後のライフプランを含めて必要保障額を考えていきます。
公的保険でカバーできないか?
みなさんが保障を求めて加入を検討している生命保険ですが、実は強制的に加入している年金や健康保険などの公的保険でも保障がカバーできる部分もあります。
例えば、万が一のことがあった場合や障害を負った場合には老後の保障として老齢年金により遺族年金や障害年金が受け取れます。
また、病気やケガなどで入院する場合も、健康保険によって自己負担額が抑えられていたり、高額療養費制度によって自己負担が軽減される制度もあります。
まずはこのような公的保険でカバーできるかを検討し、足りないと思う部分を生命保険で備えるとよいでしょう。
保障の目的から保険を選んでいるか?
保険を選ぶ際は必要な保障内容から決めるのが鉄則です。
将来どのような保障が必要なのか、何に対して備えておきたいのかをしっかりと考えてから保険を選ぶようにしましょう。
保険金の額を決める際には、万が一の時に本当にその金額が必要なのかをしっかり考えましょう。
公的保険や預貯金など生命保険でなくても賄える金額分まで保険で備えようとする必要はありません。
また、保障以外の目的、たとえば、節税のためだとか、知り合いに頼まれて必要でない保険に入るなどは無駄な出費が増え、日々の生活を圧迫することもあります。
毎月の保険料の負担が大きくならないように現在の生活を第一に考えましょう。
保険会社のいいなりになっていないか?
生命保険会社の外交員は保障がしっかりしているもの提案してくれるでしょう。
しかし、それは裏を返せばあなたにとって必要以上のもの、不要な保障までも含まれているかもしれません。
保険加入に際しては、家族や生命保険に詳しい知人に相談してみるとよいでしょう。
また、ファイナンシャルプランナーは家計全体からその保険が必要かどうかを判断してくれるので相談する価値があるでしょう。
さいごに
そもそも、生命保険とは、年金や健康保険など、公的保険制度やご自身の預貯金による保障では足りない部分やカバーできない部分を補うために加入するものです。
これらのポイントをチェックし、自分にはどのような保険が必要なのかをしっかり把握するとよいでしょう。